旧神社名:桃園神社 旧御祭神:北白川宮能久親王、大国魂命、大国魂命、少彦名命、豊受大神、明治天皇 創建:1938(昭和13)年9月23日 例祭日:不明
※現在は桃園忠烈祠として台湾の英霊をお祀りしています。
沖縄県内で神社本庁に包括されている神社は11社と少ないですが、他にも神社本庁に包括されていない神社や、古くから地元の神様をお祀りしている御嶽(ウタキ)などが多くあります。ここでは沖縄神道青年会メンバーが訪れた神社を紹介いたします。※神社本庁包括下の県内の神社については沖縄県神社庁のページをご覧ください。
旧神社名:桃園神社 旧御祭神:北白川宮能久親王、大国魂命、大国魂命、少彦名命、豊受大神、明治天皇 創建:1938(昭和13)年9月23日 例祭日:不明
※現在は桃園忠烈祠として台湾の英霊をお祀りしています。
※下の方に2回目にお参りした際の様子を追記しております(平成29年8月)。
台湾の旧桃園神社(桃園忠烈祠)へ行ってきました。(平成28年8月沖縄県神道青年会 奥原)。
旧桃園神社、桃園市忠烈祠は、神社の御殿がそのまま保存されている大変貴重な旧神社(現忠烈祠)です。
今回は台湾(旅行)最終日に桃園空港から桃園市忠烈祠へ行くことにしました。まず台北駅からバスで桃園国際空港へ。50分くらいでしょうか。出発ロビー側に到着します。そこから二階に上がり、ぐるっと回って到着ロビーへ行きました。案内で高速鉄道桃園駅の地図を見せると1FのUBUSという会社の窓口で切符が買える(20台湾元)ということを英語で説明してくれました。下に降りて到着ロビー側1Fへ。窓口で「たうえんすてーしょん」と言うと「にじゅうげん」と言われたので20元支払います。日本円で60円くらいです。
どこそこの乗り場に行ってねといわれるのでそこで待機。しばらくするとバスが来ます。
15分ほどで高速鉄道桃園駅(高鉄桃園站)に到着します。タクシー乗り場でタクシーに乗り込みます。乗り込んだのはいいのですが、運転手さんは英語も日本語も話せませんでした。でもまあそうですよね。とりあえずスマートフォンで桃園市忠烈祠の地図を表示させ、指差します。運転手さんがカーナビで探しますが出てきませんカーナビの画面で近くの通りを指差してそこに言ってくれればいいとアピール。とりあえず出発して無事に到着しました。
桃園市忠烈祠ではなく桃園縣忠烈祠とありますね。昔は管轄が違ったんでしょうか。
周辺はちょっと車の通りが少ないのでタクシーの運転手さんに、「ちょっとこっちでまっててください」と翻訳アプリで表示して見せました。「オッケー。○※▲▽□●△◎×■!」。。。え?通じていないのかな。。。もう一度文章を変更して見せます。「30分ここでまっていていただけますか?」「オッケー。○※▲▽□●△◎×■!」僕の意思は通じているみたいですが、オッケーのあとが全部中国語なのでさっぱり。運転手さんもしょうがなく、紙に書いてくれました。「高鐵」と。どうやら、このタクシーは高速鉄道駅に戻らないといけないという事っぽい?指差してオッケーと言います。
修復工事中!! 入れません。。。ショック。運転手さんもいつのまにか登ってきていましたが、苦笑い。しょうがないので見られるところを見学します。
ちょっと形が変わった鳥居、灯篭、立派な神馬像もあります。ヤシの木が南国っぽくて良いですね。工事の表示を見ると、台湾政府が行う修復工事のようです。
残念ながら拝殿まで行けませんでしたが、境内(?)に説明が掲示されていました。旧社務所(?)においてあったパンフレット。中国語のパンフレットのみでしたが、桃園神社とデカデカと書かれていて、ちょっと意外でした。
日本が中華民国(台湾)と国交を断絶した際に、旧神社の建物はほとんど壊されてしまったようですが、ここは文化財として保管するという意見が通ったようです。戦後のご祭神(?)は台湾政府のホームページにありました。現在は日本で言う靖国神社や護国神社のように英霊をお祀りしているようですね。日本統治時代は、北白川宮能久親王、大国魂命、大国魂命、少彦名命、豊受大神、明治天皇をお祀りする神社だったようです。
台湾政府のホームページ。 中国語ですが繁体の漢字なのでなんとなくわかります。台湾には、孔子廟と忠烈祠を管理するところがあるんですね。日本では靖国訴訟とかあるのに、なんだかちょっとうらやましいです。孔子廟も、沖縄には琉球王朝時代からあるのに、現在はやはり県ではなく社団法人が管理していますし。
http://www.tycg.gov.tw/confucius/home.jsp?id=79
ご祭神についての記述。また、3月29日と9月3日に市長主催でお祭典を斎行、みたいなことが書いてありますね。
本殿內現供奉有臺灣革命、龍潭抗日之役、黃花崗七十二烈士、開國、討袁、護法、東征、北伐、勦匪、討逆、抗戰、戡亂、陸軍青河七號演習等時期殉難軍、民之集體及明朝延平郡王鄭成功、抗日志士丘逢甲、劉永福、金門八二三砲戰陣亡之三位副司令官陸軍二級上將吉星文、趙家驤、空軍中將章傑等個人之靈位。左、右朵殿裡面則供奉抗日、國民革命、反共勦匪、敵後工作等戰役殉難之軍、民,及因公殉職之軍、警、消、民等個人之靈位。於每年春、秋二季舉行祭祀典禮, 3月 29日春祭國殤暨遙祭黃陵, 9月 3日秋祭國民革命先烈暨陣亡官兵。由桃園市市長主祭,相關單位人員及烈士遺族陪祭。歷屆地方首長及黨、政、軍、警、學等機關要人亦獻牌匾追悼。
戦後の名称についての記述。最初は「新竹縣忠烈祠」、次に「桃園縣忠烈祠」、現在は「桃園忠烈祠」だそうです。
神社建築物自民國 35年〈西元 1946年〉 6月 17日起,即被充為「新竹縣忠烈祠」使用,當時並舉行奉安典禮。
民國 39年〈西元 1950年〉 10月 25日桃園設縣後,更名為「桃園縣忠烈祠」。
民國103年(西元2014)12月25日桃園升格直轄市後,再度更名為「桃園忠烈祠」。
所要時間は、桃園国際空港から高速鉄道桃園駅までバスで片道約15分、高速鉄道桃園駅から桃園忠烈祠までタクシーで片道約30分(片道480元位だったと思います。往復で約3000円くらい)。30分くらい観光しても2時間ちょっとでしょうか。空港に着いたのが出発2時間前くらいで、ちょうど搭乗手続きが始まる時間でした。帰りの飛行機に合わせていく方は、時間に余裕を持って行きましょう。
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再探訪編
平成29年の8月、再び訪れました。
本殿のすぐ横で、チャイナドレスのセクシーな女性が如意棒のようなものを持って撮影していました。波上宮でもよく台湾の人がフォトウエディングの写真を撮っているので別に不思議ではありませんでしたが、本殿横まで入っていいんだ!?と思いました。今回は、高鐵桃園駅からタクシーで行が430元、帰りが375元でした。行きはちょっと混んでました。高鐵桃園駅から桃園空港まではバスで30元でした。